越後駒ケ岳2012/05/01

初日はのんびり出発して、午後から奥只見丸山スキー場へ。
意外と広いスキー場で景色もなかなかのもの。暑すぎるほどお天気がいい中、翌日に疲れが残らないように軽めに足慣らしして終了。


宿は銀山平温泉「湖山荘」のログハウス。まだ新しくてとても綺麗で、リビングと寝室2部屋とロフトもあって快適。カメムシも1匹しか出なかったし。


温泉は本館と日帰り用施設があり、夕食は本館で。お刺身に始まり、岩魚の塩焼き、お寿司、山菜の天ぷら、手打ち蕎麦、きのこ鍋、麹漬け、その他色々、どれも美味しくて食べきれないほど豪華で大満足。お酒も美味しいけど、明日があるから私は舐めただけ。


昨日とは打って変わって怪しい空・・・でも、私の予想では雨は降らないので迷わず出発する。
石抱橋の傍には石碑が建っていた。「川は眠らない」確かに、真冬でも眠らないんじゃないかと思うほど、水量が多くて流れの速い川です。


その川の激しい流れを横目で見下ろしながら、雪で狭く斜めになった林道を、落ちないように冷や冷やしながら進む。この林道、凍っていたら相当ヤバイ。


取り付きまで1時間あまり、長くて気の張る林道でした。


そして、取り付く尾根を1本間違え、初っ端から急登で滑落者発生、板を担いでやぶ漕ぎしながらよじ登り、まだ300mくらいしか登ってないのに、もうかなり疲れたぞぉ。


同行山のトラバースもかなり急斜面で初心者には厳しい。Yu君また落ちてしまった・・・


薄日も射してきたけど、稜線は風が強い。 目指す越後駒のピークはまだまだ遠い。 幸い風は暖かいが、気温が低かったら耐えられなくて撤退してたかも知れない。


小倉山もトラバースし、急登がはじまる。振り向けば、荒沢岳がどっしりとそびえている。


高曇りなので景色はいい。あの真っ白なのは飯豊かな。


前駒の急登はクトーでも難しくなりツボ足で、強風に耐風姿勢をとりながら登る。板を担ぐと重くてふらつくので強風は危険。ラッセル隊長のお言葉に甘えて、板は持ってもらいました。


ようやく駒ノ小屋に到着。風を避けて、後続を待ちながらひと休み。


出発から既に7時間経過。1人遅れているメンバーや下山の登り返しも考えて、今日はここまで。 予想外のハードな行程で、もう充分に満足しました。山頂をバックにピース


雪は緩んでいるので難なく滑れますが、カリカリだったら間違いなく顔が引きつる斜度です。
初心者のYu君には厳しい山行ですが、落ちてもコケてもくじけない所は、さすが男の子だね。


所々にクラックはあるけど、景色もよくていい斜面。だけど、もう足に来ているので、楽しむ余裕がありません。ラッセル隊長、滑りも早くて休ませてくれないし。


 同行山へは板を担いで登り返し、ようやく銀山平温泉が見えて来た。


でも、まだまだ気の抜けないトラバースが続く。


最後は登りの隣の尾根から。どうやらこちらが正規ルートで、藪も無くて滑りやすい。


そしてまた長くて危険な林道を延々と1時間。。。


行動時間11時間弱。距離は長くても大した標高差ではないので甘く見てましたが、今シーズン1番のハードツアーとなりました。あぁ、疲れた。もう、今シーズンはこれで〆てもいいかも。。