高松山~一ノ倉川 ― 2013/03/24
今年も天候に恵まれて、空がとても綺麗な日でした。
真ん中の真っ白い三角が目指す高松山、山頂の雪庇が見えます。
右手に高松山を見ながら。
振り向けば、放山、権現岳、鉾ヶ岳。
左手には焼山、火打山。
アマナ平の向こうに空沢尾根。
全く樹木の無いスカイラインを登って行きます。
稜線から湧き上がる雲。
山頂はもう間近。
山頂から、昼闇山の尾根の向こうに阿弥陀、烏帽子、前烏帽子。
山頂直下の大斜面にシュプールを描く。
翼があれば、飛んで行きたい・・・
一ノ倉川へ。デブリさえも美しい。
やっぱり頚城の山の雪景色は絶品ですね。
毎年何度も通っていて、一度も外した事が無い私の強運も相当な物だと思うけど。
deja vu ― 2013/03/22
いつか、どこかで、見た覚えがある、こんな空。。。(初雪山の稜線にて)
「芸術は爆発だ!」と言った岡本太郎氏の「太陽の塔」が、幼い頃初めて惹きつけられた人が創った芸術。でも、多分それよりずっと前、きっとまだ言葉もおぼつかない頃から、自然が創ったアートを体感してた気がする。山では、時々そんな記憶がフラッシュバックする。
大地山~初雪山 ― 2013/03/17
初めてその名を聞いた時から憧れだった「初雪山」へ。
素晴らしい展望を満喫しながら、小川ダムから大平までぐるっと周回して来ました。
距離にして約21Km、累積標高差は1800m余り!板を担いで藪をこぎ、痩せ尾根の急登をツボ足でよじ登り、ガリガリのアイスバーンをトラバースし、何といっても一番危険で神経を使ったのは最後の境川の林道、落ちたら絶対に無傷では済まない・・・
体力的にも技術的にも精神的にもハードルの高い山でしたが、リクエストを叶えてくれたリーダーと同行のメンバーと、そして何より穏やかな天候に感謝。
苦労してようやく乗った稜線から、剱、北方稜線、その奥には白山が浮かんでる。
大地山を目指して。
大地山山頂から、初雪山に照準を合わせる。
延々と雪庇の続く稜線を行く。
登って下って登って下って、行けども行けども、まだまだ遠い。
昼を過ぎ、山肌の陰影が美しくなってきた。そして、お腹が空いてきた・・・
後方は 剱岳。
真っ白なのは白鳥山。
もう大地山は遥か彼方、海も平野も霞んでる。
山頂まであとひと登り。予報通り風が強くなって来た。でも、南西風なので、北側へ下りれば問題ないのは計算済みさ♪
ようやく到着!初雪山山頂から、 剱岳方面。
朝日、雪倉、白馬方面。
こちらは妙高方面。
前日に降った雪のお陰で黄砂もリセットされて、本当に真っ白で「初雪」の名に相応しい。
素晴らしいロケーションの中、ガンガン滑って行きます。
隣の斜面では全層雪崩が始まっていました。
最後にして最大の難関は境川の林道。いったい、どこ通ればいいの~???
無事安全地帯に辿り着き、振り向けば初雪山。素晴らしい1日をありがとう。
詳細はこちら
空沢山 ― 2013/03/09
先日20℃まで気温が上がって悪雪必至、しかも強風予報とあって、普段ならパス!のコンディションですが、 たまには悪雪の滑りも練習しとかないとね。
下界の雪は一気に溶けましたが、笹倉温泉はさすがにまだ雪がたっぷり。
朝方は曇っていたお陰で林道は凍結していなかったので、クトー無しでショートカットOK
いつもなら渡渉できるポイントを探すのに苦労するのですが、今日は素晴らしいスノーブリッジの横にピタリと出て、難なく通過。斬り込み隊長の出番がありませんでした。
ここから北斜面の急登になるのでクトーを着けましたが、無しでも充分登れた感じ。
放山の向こうに権現岳、鉾ヶ岳
阿弥陀、烏帽子、前烏帽子。
1200m辺りまでは風があまり無かったので、暑くて汗だく。
山頂手前で轟音と共に強風に襲われて滑落しかけ・・・風が弱まるまで身動きできず。
氷の粒が飛んで来て顔が痛いっ!
山頂も耐風姿勢を取って立っているのがやっとでカメラも出せず・・・
雪庇の陰に避難して滑走準備。
頚城山系とは相性が良くて、いつ来ても素晴らしい絶景の中を滑れるので大好き♪
でも、今日の雪は板が引っかかってなかなか難しい。
風の無い所まで下りてから休憩してると、さっきの強風がウソのようにのどか。
山頂からは撮れなかった焼山を。
去年登った高松山。また行きたいな。
斬り込み隊長が登りに付けてくれたトラバース用のトレースを使って、シールを着けずに強引に登り返して、あっという間に下りて来ました。5時間半で下山って、最速タイム。
今年はパウダー三昧で滑りは楽してたので、やっばり雪が悪いと途端に足に来ました。
強風も短時間で急激に体力を消耗します。来週は穏やに晴れてくれますように。
袴腰山~猿ヶ山 ― 2013/03/03
パウダーシーズンもそろそろ終了という事で、春のロングツアーに向けての訓練山行(だったらしい)に参加して来ました。
袴腰山までは細尾根の急登もあってなかなかテクニカル。
山頂からコルまでパウダーを1本楽しんだら、遥か遠い猿ヶ山へと続く長い長い稜線をひたすら登ったり下ったりトラバースしたり。。。
三方山手前で急に晴れて来て日差しが眩しい。 ここから回復してくるのか♪
と思ったのもつかの間。また雲に覆われて雪が降ったり止んだりの中、雪庇が美しい稜線を行く。
何とも言えない幻想的な風景に見とれながらも、あぁ~お腹空いたぁ。
猿ヶ山山頂手前から急に冷たい北風が吹きだして、山頂は吹雪で寒ーーーっ!!!
エネルギー補給する間もなく速攻下山開始。 少し下りたら晴れて来た。
900m辺りまでは快適なパウダーでしたが、下部は所々アイスバーン、最後は腐った重深雪に足を取られながら橋までズリ落ちて、無事訓練終了。
いつもなら、生クリームかソフトクリームに見える雪が、あんまんか肉まんに見えるよ~
視界の効かない中、稜線上のルート取りのよい勉強になりました。
長くてキツい周回ルートでしたが、いつかお天気のいい日に、もう一回歩いてみたいです。
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