はなとりかぜつき

初の山スキー遠征。波乱万丈の３日間でした。
色んな場面で、今までの山行での経験が活かされているのを実感。山では何一つ無駄な経験はない、ってホント。
雪質には恵まれませんでしたが、メインの鳥海山が素晴らしいお天気で、無事外輪山まで登れたのでラッキーでした。

しかし、帰って来て写真を見直してみると、お天気良かった割りにはあまりシャッターを切っていない。独立峰なので、下界の眺めはいいけど景色が単調なんですね。北アのように、登る度、越える度、移り変わって行く山脈の姿、というものが無いのです。やっぱり北アの雪景色は絶品なのだ。

少し下りたら雨風は収まり、誰も居ないゲレンデに華麗な（つもりの）シュプールを描き、雪上車の跡を追って行ったら、うまく清水コースに入りました。疎林で快適なツアーコースを楽しく滑って、ピタリと駐車場前に到着。う～ん、登りもここなら楽だったかな・・・

雨には降られましたが、とうとう今日は一度も転ばないまま、修行の締めに相応しい滑りができて、満足でした。
志津温泉の「つたや」で汗と雨を流し、長い長い帰路に着きました。

リフト下から尾根に上がり、姥ヶ岳を巻いてトラバース。スキー場までの難路と比べたらスイスイ楽勝です。
高曇りで景色もまずまず・・・と思っていたら、牛首に着いた途端、いきなりの暴風雨！雪じゃなくて雨！！速攻シール外して撤退です。