爺ヶ岳(南尾根) ― 2011/04/29
とうとうGPSを手に入れました。日本語版を買うほどの余裕はないので、英語版を日本語表示に切り換えて、登山地図もバッチリ。
使い方も大体わかった所で、試しに冬山ルートから鹿島槍へ行ってみましょうか。と言っても、入門向けの人気コースらしいから、一般ルートに毛が生えたくらいのもんさ♪という甘っちょろい奴に釘を刺すように、扇沢の登山口には注意書きがビッシリ。。。
例年なら八ツ見べンチ辺りまで夏道が出ているらしいが、今年は最初からこんな感じで、もみじ坂も雪の上を直登。
南尾根への取り付きで、アイゼン装着。
偶然、知り合いの山スキーパーティーに遭遇。シールが使えず、板を担いで延々と続く急斜面を登るのは大変そうだった。
振り向けば、蓮華岳。
基本的に真っ直ぐ尾根を辿るルートで、赤布も沢山付けられているので迷うことは無い。が、やはり一般道ではないので、やぶ漕ぎ、とまでは行かないけれど、枝や根が引っかかって歩きにくい。。。
ジャンクションピークが見えて来た。
樹林帯を抜け、ジャンクションピークから爺ヶ岳南峰へと直登する。
今度は岩が引っかかって歩きにくい。。。風も強くなって来た。
種池山荘の赤い屋根が見える。
振り返って見るジャンクションピーク。続々と登ってくる人が居る。
・・・・・
明日は晴れ♪るけど、3000m付近は25m以上の強風予測。
冷池山荘から鹿島槍までピストンして、爺ヶ岳に登り返して南尾根の樹林帯に逃げ込むまで、普通に歩けても最低6~7時間は、何も遮る物の無い吹きさらしの稜線上だ。
途中で力尽きたら、、、多分翌日にはこんな姿になる。
下山決定。
冬山です。
ジャンクションピークまで下りると風も弱まってほっとする。
予約していた冷池山荘にキャンセルの電話を入れると、何も言わず苗字を名乗っただけで、「○○さんっ!今どこですか?!」
どうやら、頼りなげな女の子が1人で来ると言うので、随分心配かけてしまったらしい。バリバリベテラン山女風を装って、自信満々の力強い声で予約の電話したつもりだったんだけど・・・
下界はいい天気。折角来たんだし、明日は下山するだけと割り切って、泊まった方がよかったかな~と後ろ髪引かれる思いで下山。
翌日、天気予報は大外れで雷雨になった。
我ながら、こういう第六感が、みょ~に働く時があるのです。
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